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CME保育士コラム

保育士が派遣で働くメリット・デメリットとは?

保育士の働き方の一つに、「派遣保育士」という働き方があります。

保育士の求人の多くは、正社員か非常勤職員、パートに分けられるので「派遣保育士」に馴染みがない人もいることでしょう。ですが、産休・育休を取得する保育士の代替え職員に充てるなど安定した保育士の人材確保のために派遣保育士を活用している保育園もあります。「派遣保育士」の働き方について知っておくことは、今後の就職・転職活動でもきっと役立つはずです。

正社員やパートとして働くメリットは何か、デメリットもあるのかなど、派遣保育士について理解を深めていきましょう。

 

派遣保育士とは

通常、正社員やパート保育士で働く時は保育園と面接し、勤務時間や給料といった労働契約のもと直接雇用されます。それに対して、派遣会社と労働契約を結んで保育園や託児所などの派遣先に勤めるのが派遣保育士です。

「土曜日の出勤は避けたい」「勤務時間は、9時から17時までの固定勤務がいい」など、全ての要望は派遣先となる保育園ではなく派遣会社へ伝えます。派遣会社はその要望を満たせられるような派遣先を斡旋し、派遣保育士はそこで保育業務を遂行するのです。何らかの都合で退職する時にも、派遣先に直接話すのではなく、まずは派遣会社を通して退職する旨を伝えてもらいます。

 

派遣先は、保育園に限りません。派遣会社によっては保育園以外にイベント時の託児所や学童保育、事業所内保育園などさまざまな保育施設と派遣契約を結んでいるところがあります。保育園と言っても、認可保育園や事業所内保育園、小規模保育園などさまざまです。どのような保育施設に派遣されるかによって、業務内容も全く異なります。

さらに言うと、同じ「保育園」であっても、フリーで動ける保育士として配置されるところもあれば担任として配置されるところもあるなど、業務や責任の範囲が大きく異なるという場合も。業務内容の範囲に不安がある場合は派遣会社に相談し、必要なら派遣先となる保育園へ確認してもらいましょう。

 

 

派遣保育士で働くメリット

さて、そんな派遣保育士で働くメリットはたくさんあります。

◆ライフバランスがとれる働き方が可能

最も大きなメリットは、ライフバランスがとれる働き方が可能という点です。派遣会社に自身の要望を伝え、それにマッチする派遣先を斡旋してくれるため、自分が望む働き方が実現しやすいと言えるでしょう。

実際、「固定勤務」や「土日祝日出勤なし」といった文言が書かれた派遣保育士の求人も少なくありません。また、正社員保育士のような責任が大きい仕事は任されないところが多いため、基本的に残業や仕事を持ち帰ることはありません。万が一、当初の契約と違って残業を求められるようなことがあれば、派遣会社と保育園の間で交わしている「派遣契約」を再確認してもらうことができます。

 

◆派遣の雇用期間満了時に他施設へうつりやすい

事前に就職先となる保育園の情報を収集したうえで働き始めたとしても、実際に働いていく中で「この保育園の雰囲気や保育のやり方が、自分とは合わない」と感じたことがある人もいるのではないでしょうか。

そのような場合でも、有期雇用の派遣保育士は、「退職」を選択する必要はなく雇用期間の終了と同時に他施設への派遣に切り替えられるのが嬉しいメリット。我慢して雇用期間を延長してまで働く必要もないですし、退職や転職活動を考えなくて済みます。

どのような保育施設が自分に合っているか実際に働きながら、時間をかけてキャリアプランを考えることができるわけです。

 

◆正社員登用制度があることも

先ほどとは逆に、働いていくうちに「この保育園で働き続けたい」といったこともあり得ます。その時に、非正規雇用から正規雇用へと切り替えて働き続けることができる制度が「正社員登用制度」です。保育園から有望な人材と認められて正社員登用の対象になる場合もあれば、「勤続年数1~2年以上で能力とやる気がある者」すべてを正社員登用の対象とする場合もあり、そのプロセスは保育園によって異なります。

職場が自分に合っているか、合わなかったときに再度退職し転職活動しなければならなくなるリスクを抑えて働き続けることができる上に、正社員登用制度が活用できれば案定している正規雇用として働き続けることも可能というのは、派遣保育士ならではのメリットです。

 

◆パート保育士より給与が高い?

派遣保育士の給与は、派遣先の保育園が定めるのではなく派遣会社が決定しており、実際の求人は時給1000円以上がほとんど。中には1500円以上の時給が設定されているところもあります。パート保育士の求人にも時給1000円以上は多いですが、都道府県や勤務地の地域性によって時給に大きく差があるので、働く場所によっては派遣保育士の方が高時給の場合があります。パートか派遣保育士か、地域性を踏まえて求人情報をしっかり見比べて考えましょう。

 

 

派遣保育士で働くデメリット

ここまでメリットを書きましたが、もちろんデメリットもあるので併せて抑えておきましょう。

◆有期雇用である

有期雇用の派遣保育士は、職場が合わなかったときに「退職」ではなく「派遣先の切り替え」ができるのは先述の通りメリットではありますが、雇用が安定していないという面でデメリットでもあります。雇用が安定しないということは収入面でも不安定とみなされ、クレジットローンなどの審査は厳しく見られます。

 

◆ボーナスや福利厚生が手薄のところが多い

「ボーナスなし」「退職金なし」、こういった文言は派遣保育士の求人の多くに見られます。正社員保育士と比べると福利厚生やボーナスは充実していませんが、パート保育士との比較ではどちらも変わりないか、わずかでもボーナスが支給されるのであればパートよりも優遇されていると言えます。また社会保険についても、対象者の枠が拡大されている現在では、派遣保育士でもフルタイム勤務ならば加入が義務付けられています。

勤務時間数によって一概には言えませんが、正社員保育士の求人も多い中で派遣保育士を選択する時のデメリットであることは知っておくといいでしょう。

 

◆キャリアアップが難しい

業務内容は、正社員保育士より責任ある仕事は任されにくいので、キャリアアップを考えているなら派遣保育士という働き方は避けた方がベターです。保育園側としても、経験年数が長い保育士を正社員保育士として雇用すれば補助金が加算されるので、経験年数が積み上げられにくい派遣保育士から正社員保育士へ切り替えたい人にとって不利となることもあります。経験年数は、通常、それまで勤務していた保育園で「前歴証明書」や「在職証明書」といった書類を作成してもらい役所へ提出するので、勤務先が転々とする派遣保育士が経験年数として証明するのには難しいのが現状です。

 

 

派遣保育士に向いているのはこんな人

これらのメリットやデメリットは、

・保育士として働くときに重視したいことは何か(やりがいか働き方か、など)

・何らかの都合で、近い将来に退職する予定があるかどうか

それによって、メリットしかない人もいればデメリット面が大きくなる人もいます。

 

以下のような人は派遣保育士に向いていると言えるでしょう。

・やりがいより働き方を重視したい人

・育児や介護の都合で固定の勤務時間で働きたいが、時給も重視したい人

・妊娠や家族の転勤などで近い将来で退職する予定がある人

・各保育施設の保育方針に合わせて柔軟な保育ができる人

 

まずは、保育士で働くうえでのビジョンをしっかり持つことが大切。ここでのことを参考に、改めて見つめなおしてみるといいかもしれません。