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CME保育士コラム

初めて担任をもった時におさえておきたいポイント!

正規職員で保育園に勤めると、遅かれ早かれ必ずクラス担任として配属されます。

保育士資格を取得して間もない新任保育士ならば、通常、1年目はクラスをもたない「フリー」としての配置か、2歳児未満クラスの複数担任として主担任の補助的役割を担う配置か、いずれかの場合が多いでしょう。

 

 

複数担任のクラスでも一人担任となるクラスでも、「クラスを受け持つ」ということは、当然ながらクラス園児の保育園生活に責任を持つことを意味します。

安全確保はもちろんですが、集団生活や保育活動を通して5領域の側面から子どもの成長を保護者と一緒に見守り、時にはクラス園児の保護者の相談援助をも行います。

 

実習やボランティア経験だけでは見えづらかった保育援助者としての困難にぶち当たることもあるでしょう。けれども、必要以上に不安や緊張を感じる必要はありません。

 

本記事では、どのように担任保育士の業務を遂行していくといいか、

1.設定保育

2.行事

3.子どもとの関わり

4.保護者対応

の4つに分けて、初めての担任業務に不安を抱えている保育士の方に対処法をお教えいたします。

 

 

保育所保育士で一人担任となる状況は貴重な機会

まず、最初に言いたいのは、保育所保育士で一人担任となれるのは貴重な機会であるということ。

国が定める職員配置基準が1学級(原則、35人以下の幼児で編成される)あたり専任教諭1人とされている幼稚園とは違い、保育所の場合、以下のように子どもの年齢に応じて職員配置基準が異なります。

 

・0歳児 : 子ども3人につき保育士1人

・1~2歳児:子ども6人につき保育士1人

・3歳児 : 子ども20人につき保育士1人

・4~5歳児:子ども30人につき保育士1人

 

 

保育園の規模により各クラスの受け入れ人数が異なるため一概には言えないものの、保育園で一人担任となるケースは、受け持つ子どもの年齢が4歳児以上の時に多い。その上、就業した保育園での経験を積む中で、子どもや保護者と十分に関係構築できると判断された保育士に認められやすいです。

 

たとえ一人担任を希望していても、多くの場合、経験不足等を理由に就業後すぐには配属されないことを考えると、一人担任のクラスに配属されたということは、主任や園長から期待を寄せられていると言っても過言ではありません。

初めての一人担任に不安感が強い方は、自分のこれまでの保育の向き合い方にまずは自信をもちましょう。

 

 

担任保育士とそうでない保育士との業務内容の違い

◆計画や記録は担任保育士の業務

日案、週案、月案、年カリと呼ばれる「保育指導計画」と個人記録や連絡帳、日誌などの「記録」は担任保育士ならではの業務。

保育園の理念や保育方針を基に計画を立て、その計画を基に保育を行い、記録することによって反省点を次の計画に活かす…このPDCAサイクルを一貫して行うことでより良い保育サービスの提供につなげられます。

 

単に計画を立てて記録するのではなく、明日や来週、来月といった次の保育を見越し、PDCAサイクルの一部であることを意識するだけで、複数担任であってもどのようにクラス運営すべきかが見えてくるはずです。

 

◆保護者対応は原則担任保育士が行う

保護者対応の主となるのは登園時と降園時の時です。

忙しい保護者と限られた時間で信頼関係を構築するには、「おはようございます。変わりないですか?」の朝の短い会話だけでも貴重な機会。特に、担任保育士は正規職員のために早番や遅番があるシフト勤務が一般的です。いつも決まった時間に勤務しているわけではないため、「今週は○○くんの保護者と1回も会えていない」ということもあります。

 

「給食の野菜を自ら口に運んで完食した」

「自分から保育士に排泄を知らせることができた」

「今日の給食は○○の好きなパンだよと教えたら、朝の散歩の時間に保育士に抱っこされずとも最後まで歩いた」

 

保護者の中には、預けたくないけど働かざるを得ない人もいます。子どもが低年齢であるほど罪悪感を抱えやすく、担任保育士はその罪悪感を少しでも軽減できるよう、上記のような子どもの些細な成長も意識的に共有していくようにしましょう。

 

 

初めての担任業務は事前準備がカギ

◆設定保育

毎日のことなので、初めての担任保育士が必ずと言っていいほど頭を悩ませる設定保育。多忙な中で乗り越えるには、「保育雑誌を購入する」「保育士向けウェブページやSNSを参考にする」ようにしましょう。

どちらも、子どもたちに人気な設定保育や導入のポイントが分かりやすくまとめられており、広範囲から情報を収集することで季節や発達に合う設定保育が自然と学べます。

 

見通しをもって計画的な保育を行っているかどうかが、家庭保育とは違う保育所保育の最大の特徴です。最初は大変ですが、保育の幅を広げておくと後が楽になってきますよ。

 

◆行事

複数担任の場合、他の担任保育士の意見をとりまとめながらクラスの出し物・衣装・スケジュールを決定していかなければなりません。一方、一人担任の場合は自分のやりたいことが実現できますが、一人で30人程度の子どもに出し物を教え、衣装等を準備する必要があります。

ベテラン保育士にも言えることですが、初めての担任保育士ならとりわけ早めの準備と徹底したスケジュール管理が重要です。日々の保育とは別に、行事だけのタスク管理を年度初めに済ませておくようにしましょう。

 

 

今年に限っては、新型コロナウイルスの影響で行事の開催の有無や日程が不透明な保育園も多いのではないでしょうか「急遽、来月に二部編成で運動会を行うことになった」というような場合は、日頃の保育園での様子をそのまま見せることに重きを置き、昨年までの行事レベルを求めすぎないようにしましょう。

 

◆子どもとの関わり方

既に保育士経験がある方を除いて、新任保育士の方は、まずは自分で積極的に子どもと関わることが大切です。子どもは待ってくれません。特に危険が迫っているときは「危ない」と行為を止めさせることが最優先です。

まずは子どもと関わった上で、先輩保育士への報告と併せて「このように対応したが、もっとこうした方が良かったのかもしれない」のような自己評価を伝え、それから先輩保育士の意見をきくように心がけるといいでしょう。

 

勤務する保育園の保育観の理解に努めることも大切です。保育園によって理念や保育方針が異なると、当然子どもへの関わり方も違ってきます。同じ「子どもの自立促進」を目的として、積極的に介入するところもあれば見守りを中心に介入は最小限としているところもあります。

 

どうしてこのような関わりをしたか、一つひとつ説明できるくらいに意識した関わりが必要です。

 

◆保護者対応

これも、新任保育士に限定して言えるのは、報連相を徹底することです。新任保育士は、何かと「報連相の徹底」を口酸っぱく言われると思いますが、特に保護者対応において重要です。

 

保護者との会話は、一人の保育士としてよりも保育園の意見として捉えられます。迂闊に「できる」「できない」「大丈夫」は言わず、判断に迷う時は他の保育士に確認するようにしましょう。その際、保護者へは「主任保育士に確認とるので、返答は降園時でもいいですか」といつまでの返答となるのか目安を伝えておくのもポイントです。

 

 

新任保育士なら、まずは子どもの安全性が確保されれば◎

新任保育士の方は、設定保育、行事準備、保護者対応、子どもとの関わり方、すべて上手く対応できるようにしようとせず、「毎日、預かった子どもを無事に保護者の元に返せたらOK」という気持ちでいることも大切です。

最初から先輩保育士と「同じように」というのはなかなか難しいもの。比べることで「どうして自分はできないのだろう」とマイナスに感じ、さらには「保育士に向いていない」と退職してしまっては少しもったいないかもしれません。

 

保育が上手くいかない理由を子どものせいにするのなら、確かに保育士に向いていないでしょう。しかし、経験不足からくる失敗を「保育士に向いていない」とマイナスに捉えているのであれば、それは辞める要素ではないです。周りの先輩職員も、新卒の頃は同じように失敗をしています。

 

 

これから初めて一人で担任をもつ方も複数で担任をもつ方も、「報連相の徹底」や「入念な事前準備」など出来ることから取り組んでいきましょう。

これから大変なことが増えるとは思いますが、1年後にはきっと保育士として一皮むけているはずです。