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CME保育士コラム

オススメ遊びうた

保育所保育に欠かせない技術スキルのひとつである「遊びうた」。

保育活動の導入やすきま時間の時など、遊びうたを活用することで子どもの注意を保育士に向けやすく、子どもが注意散漫になって起きるトラブルを未然に防げたり、次の活動までスムーズにつなげられたりします。

遊びうたのバリエーションが多い保育士ほど、子どもたちを惹きつけられると言っても過言ではないほど、とても大切な保育士の技術スキルです。

 

そこで本記事では、オススメの遊びうたや遊びうたの活用方法を解説していきます。

それぞれの対象年齢や遊びうたを活用するポイントを参考にしながら、実践の場でどのように活かせるか、ぜひ想像しながら読み進めていきましょう。

 

 

 

遊びうたの活用方法はさまざま

遊びうたとは、歌を歌いながら手や身体、表情を使って表現を楽しみ、コミュニケーションツールとして活用することができるもの。手遊びやペープサート、パネルシアター、手袋シアター、伝承遊びなど、その活用方法はさまざまです。

 

その中でも、保育士が遊びうたを最も活用するのは、「手遊び」の時ではないでしょうか。

事前の準備が不要で、場所をとらないため、いつでもどこでも楽しめるところが「手遊び」の良さです。

 

中村学園大学が行った手遊びに関する調査によると、保育士が頻繁に歌っている手遊びは上の表の通りでした。保育士でなくても、子どもの頃の記憶を辿ると思い出せたという曲があると思います。

自分自身がそうであるように、動作を交えながら歌うことで時間が経っても思い出すことができる遊びうたは、世代が変わってもこれからも長く保育園で活用されていくでしょう。

 

 

手遊びに使えるおススメの遊びうた

まずは、活用幅が広い手遊びでおススメの遊びうたを季節別にご紹介します。

◆春

「大きくなったら何になる」(対象年齢:3歳児~)

1~5の指の形を使い、5種類の夢を表現する手遊びです。卒園や進級を控えた3月は、中には不安に感じる子もいるかもしれません。そんな時に、「大きくなったら・・・」と楽しみな将来を考えることで、不安な気持ちを取り除くことも期待できます。

年長児では、「将来の夢」をテーマにした絵を描く時間を設けることがありますが、その導入にこの手遊びを取り入れ、子どもたちから振り付けを発案してもらうと盛り上がりますよ。

 

「キャベツの中から」(対象年齢:3歳児~)

子供達に大人気間違いなしの手遊びです。1~5の指の形をつくるので、手先の練習にもなります。2歳児でも、大半が3歳になる3月であれば積極的に取り入れても良いでしょう。

 

「ちいさなにわ」(対象年齢:1歳児~)

「小さな庭をよくたがやして 小さなたねをまきました~…」で始まるこの手遊びは「小さい」「中くらい」「大きい」の概念が理解できることが期待できる手遊びです。チューリップやツツジ、菜の花など春の花の実物を見せながらやってみると、いつもとは違う手遊びに子どもたちもさらに興味を示してくれます。

他に、散歩の前にこの手遊びをし、「保育園の周りにはどんなお花があるか、注意して見てみよう」と話すことで、子どもたちにいつもとは違う気付きを促すこともできますよ。

 

 

◆夏

「一匹の野ネズミ」(対象年齢:2歳児~)

「♪一匹の 野ネズミが あなぐらに~…」で始まる簡単な歌を5番まで繰り返すこの遊びうたは、数字を覚え始める2歳児の子どもでも楽しむことができます。

ペープサートやパネルシアターでもよく使われるので、子どもたちが手遊びを覚えたら、保育士はペープサートで子どもたちは手遊びでといったように、いろんな方法で楽しんでみましょう。

 

「カレーライス」(対象年齢:3歳児~)

カレーライスの具材や調理法を学ぶことができる遊びうた。夏季保育や、給食の献立がカレーライスの日に取り入れると、子どもたちの覚えが早いです。パネルシアターでもよく使われています。

 

 

◆秋

「やきいもグーチーパー」(対象年齢:1歳児~)

「♪おなかがグー」「♪あちちのチー」「♪なんにもパー」と、グーチーパーの言葉に合わせてグーチョキパーの振りをする手遊びは覚えやすく、1歳児の子どもでも楽しむことができます。

 

「大きな栗の木の下で」(対象年齢:0歳児~)

保育士で知らない人はいないほど頻繁に歌われる遊びうたです。ゆっくりテンポの曲調で歌詞が聞き取りやすく、秋の時期になると1歳を過ぎる子どもが増えてくるので、0歳児クラスでも取り入れることができます。

 

 

◆冬

「鬼のパンツ」(対象年齢:3歳児~)

節分の時期には、子どもの方からリクエストがあるほど人気となる遊びうたです。座ったままでもできますが、場所が確保できるなら立ってやると身体も温まります。どんどんスピードアップしていくと、盛り上がること間違いなしです。

 

「コンコンクシャン」(対象年齢:2歳児~)

冬に流行るインフルエンザや風邪の予防や咳やくしゃみをするときのマナーについて話をする時など、冬の時期に最適な遊びうたです。ペープサートでもよく使われています。

 

 

一対一のときに子どもが喜ぶ遊びうた

早朝保育や延長保育の時など、子どもの人数が少なく保育士が一対一で関わることができるような環境の時にも、遊びうたが役立ちます。遊びうたを通して、たくさんの「楽しい」を共有し、子どもが保育園を安心して過ごせる雰囲気づくりに努めることが大切です。

 

特に0歳児は、保育所保育指針にもあるように、保育士など特定の大人との応答的な関わりを通じて、情緒の安定が図られる非常に大切な時期。0歳児クラスでも遊びうたを活用しながら応答的に関わるように努めましょう。

 

「一本橋こちょこちょ」(対象年齢:0歳児~)

子どもの年齢問わず大人気な遊びうた。子どもは受け身なので、どんな体勢でもできます。オムツ交換の時に手ではなく足にやってみたり、苦手な食べ物を一口頑張って食べた時のご褒美に用いたり、工夫次第でいろんな場面で取り入れられるでしょう。

 

 

身体をつかう遊びうた

場所や人数が確保できるなら、全身を使う遊びうたをやってみましょう。どれも、一度覚えたら子どもたちだけでも楽しむことができるほど簡単なので、3歳児以上の縦割り保育のクラスでも使える遊びうたです。

 

「おしくらまんじゅう」

遊びうたに合わせて、お尻をひたすら押し合うという簡単な伝承遊び。最初は2人から始め、徐々に人数を増やし、最後はクラス全員でやるととても盛り上がります。身体が温まるので冬の寒い時期にもおススメです。

 

「なべなべそこぬけ」

「おしくらまんじゅう」と同様に、「なべなべそこぬけ」も徐々に人数を増やしていくとさらに盛り上がる遊びうたです。また、5~6人組のグループを作り、ひっくり返ったグループからしゃがんで待つというルールを加えて競わせても楽しめますよ。

 

「はないちもんめ」

じゃんけんをして、勝ったチームが負けたチームからメンバーを増やしていく伝承遊びです。全員が楽しむにはどうしたらいいかを子どもたち自身で気付けるように事前に話を行い、「指名する人は、一度も呼ばれていない人から選ぶ」のようなルールを設けるとさらにいいでしょう。

 

遊びうたの導入のポイント

遊びうたは、

・子どもの人数

・子どもの年齢

・遊びうたを導入する場所(教室かホールか、など)

・どのくらいの時間が確保できるか(待ち時間でやるのか活動の導入としてやるのか、など)

場面状況に則したものを選択することで、子どもの惹きつけ方が変わってきます。

 

静かに待っていないとならないような状況の時、「静かに!」と言うのではなく、子どもたちが静かにできるように遊びうたを活用する方が良いことは明らかですよね。

「大きな栗の木の下で」を「小さな栗の木の下で」に変えて小さな声と振りでやったり、「とんとんこぶじいさん」や「グーチョキパーでなに作ろう」のような「♪手はおひざ」で終わる遊びうたの最後に「しー」と付け加えたりするだけで、そのまま静かに待ってくれることができます。

 

遊びうたのバリエーションを増やし、子どもたちをどんどん惹きつけましょう。