エージェントとのやり取り、電話じゃなきゃダメ?
転職を考えている保育士さんの中には求人サイトに登録した途端、急に電話やメールの連絡が増えたとおもっている方も多いのではないでしょうか。
いきなり知らない番号やメールアドレスから連絡が来るのはこわいと思って連絡を無視してしまう方もいらっしゃると思います。
転職サイトに登録はしたけども
・とりあえずこの求人が気になったのでそれだけ知りたかった…
・まだ退職も決まってないのに、無理に勧誘されるのではないか…
・今の職場にばれるのが嫌…等
電話に出ない理由は1人ひとり様々な理由や事情があると思います。
そこで今回は
・そもそも転職サイトと転職エージェントとの違いは何なのか
・エージェントはなぜ電話をかけてくるのか、
上記の2つの項目に分けてエージェントからの電話に出ること、電話でやり取りをすることのメリットを皆様にお伝えしたいと思います。
転職を考えている方は参考にしてみてください。
そもそも転職サイトと転職エージェントとの違いは何なのか
まず、転職サイトとは「求人情報を閲覧し、自分で応募できる」サービスのことです。
求職者はサービスに登録すると、多くの求人情報を閲覧でき、興味を持った求人に連絡や応募を行うことができます。
一方で、転職活動自体へのサポートはなく、自分で求人を選び、書類作成や面接をどのようなスケジュールで進めていくか、自分自身で行動する必要があります。
もう一方の転職エージェントは、サービス登録後に担当のコンサルタントがつき
サポートを行ってくれます。流れとしては下記のイメージです。
1.転職したいな…サイトに登録
2.面談、電話面談実施 これまでの経歴やスキル・希望条件等を伝える
最初に現職を退職したい理由等も正直に伝えることであなたがどんな保育園で働きたいのかを理解してもらえ希望に近い求人を紹介してもらいやすくなります。
※もちろん個人情報なので話したくないことを無理に話す必要はなく
話をしているうちにこのエージェントは大丈夫だなと信頼できたときに話すでも問題ありません。
3.求職者に対しての転職支援(求人紹介、書類添削・面接対策、スケジュール調整)
・求人紹介…求職者の志向やスキル・経験に合わせて、おすすめの求人を提案します。
・キャリアプランについてアドバイス…求職者のキャリア相談に応じてくれ、自分がどんなところで働きたいのか迷っているかたも経験のあるコンサルタントがアドバイスをしてくれます。
・書類添削・面接対策…書類審査や面接に通過する確率を高める為アドバイスしてくれます。
・スケジュール調整…在職中で忙しい方も効率よく選考に進めるよう複数の企業に面接日程等のスケジュールを調整してくれます。
4.面接・選考(面接同行・面接後フォロー)
5.採用・入職(入職前のやり取り・入職後フォロー)
つまり、転職サイトのサービスは「求職者自身がアクションする」のに対し、
転職エージェントのサービスは「担当アドバイザーから働きかけをくれて全体を通してサポート」してくれるのです。
エージェントはなぜ電話をかけてくるのか
つぎに、エージェントからの電話に出ること、電話でやり取りをすることのメリットを皆様にお伝えしたいと思います。
エージェントを利用する流れは理解したが「こちらも働いていて忙しいので電話ではなく
メールでいいのではないか、どうして電話に出なくてはいけないの?」
そう思われる方もいらっしゃいますよね。電話がかかってくることにはいくつかの理由がございます。
まず、現在の状況を詳しく教えてもらいたいという理由です。
サイト登録の際に住所、年齢、資格、入職希望時期などを書いていてもそれだけでは、その人がどんな方なのか、どうしても譲れない希望条件は何なのか、何を優先して探してほしいのか等が正確に把握しきれないという理由です。
さらに「●●園は面接をすでに受けたから避けてほしい。」「○○園は過去に在籍していたので連絡しないでほしい。」など事前に共有しておかなければお互いに時間の無駄になってしまいます。
エージェントは求職者から聞いた情報・内容を元に求職者と企業とのマッチングを行います。もちろん希望条件が高すぎると、すべてに当てはまる求人が見つからないことはありますが実際に求職者自身も
・エージェントから紹介された求人が希望に合わない
・友人が働いているので条件が良くてもそこは行くつもりはない
ということもご経験があるのではないでしょうか。
そんなやり取りを繰り返しているあいだに人気のある求人はどんどん埋まってしまい
募集終了ということになったら元も子もありませんよね。
実際に人気がある求人は募集が出たら応募者が殺到し即決まってしまうことも珍しくありません。だからと言っていつも募集が出ている園は辞めておいた方がいいのかというと一概にそうとは言えません。というのも合う、合わないはその人によって違うからです。
メールやLINEは気楽で手軽である一方で細かいニュアンスが伝わりにくいといった面もあります。コロナでなかなか直接会って話すことが出来ない昨今、電話で話すことによりお互いの相違を減らして行く近道になります。
ここまで電話でのやり取りをオススメしてきましたが、やり取りは必ず毎回電話でないといけないということでもありません。求人の概要などはメールでもらい、詳細は電話で教えてもらうなどうまく使い分けることも出来ます。また、いつなら電話で話せるのか、夜や土日など休みなら電話対応できるなど最初の電話の際に連絡手段についての希望もエージェントに伝えておくこともおすすめです。
エージェントに希望求人を紹介してもらうための流れや、メリットについてお伝えしましたがもちろんエージェントの利用をやめる・使わないという選択肢もあります。
その場合は連絡を無視し続けることはオススメしません。
「今すぐの転職を考えていないため、必要な場合はこちらから連絡します」
「次のところが決まったので案内不要です」
「今回の求人が気になっただけなので他の案内は要りません」
など、直接はなかなか伝えづらいものですが、きちんと希望を伝えることで、担当者に悪い印象を与えず、かつ、自身も頻繁に連絡が来ることのストレスから解放されます。
電話を取らず連絡が一向に取れない場合は徐々にエージェントからの連絡は来なくなると思います。しかし、今すぐではなくてもいずれ転職エージェントを使うかもしれない場合や、
時期が来た時に求人を紹介してほしくなった場合に気まずくなってしまいますよね。
その為、かかってきた電話を無視し続けることはいずれにせよ得策でないのです。
いずれにしても、一度は電話で話したほうがいいということです。
ホームページだけではわからない園の細かい情報や実際働いている方の口コミを教えてもらえたり、転職意欲が高いと思われたりするため求人を優先的に紹介してもらうことが出来ます。またコミュニケーションが円滑に計れ、あなたに代わってアピールや条件交渉、待遇面の確認などもしてもらえるので失敗や後悔の少ない転職をすることにつながるでしょう。転職サイト、エージェントはたくさんあるので自分だけでは探しきれなかった求人に出会うためにもまずは登録して色んなエージェントと話をしてその中で自分に合うサイトやエージェントを見つけてみてください。