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CME保育士コラム

今日も雨…でも梅雨の季節だから楽しめる遊びや製作をご紹介!

梅雨は雨が続き、なかなか戸外に出られず室内遊びが多くなります。

しかし、室内遊びが続くと「明日は何しよう」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、梅雨の時期だからこそできる遊びや、製作について、紹介していきます。


 

遊び

梅雨ならではの遊びを、室内遊び・戸外遊び共に5つ紹介します。

散歩

梅雨の時期はシトシトとした雨が多く、比較的散歩に出やすい雨の振り方をしています。

そのため、レインコートや傘を持って散歩に出るのがおすすめです。

葉から雨粒が落ちる様子や、カタツムリなど、梅雨の時期だからこその発見がたくさんあります。

雨の日は視界が悪いため、車通りの多い道は避けたり、傘をさす時には傘の正しい使い方を伝えることが大切です。

泥遊び

こちらも雨の日ならではの遊びの1つです。

長靴で水溜りに入ったり、泥を使ってままごと遊び・見立て遊びをしたりと、様々な遊び方ができます。

泥遊びは、感触・想像力を働かせながらできる遊びのため、0〜5歳児におすすめです。

ビニールテント

雨の日に戸外に出てビニールシートを広げ、その下に入る遊びです。

ポツポツ・ザーザーと、ビニールシートに当たる雨粒の音や振動を楽しむことができます。

部屋の中から聞く雨音と、ビニールシートの中で聞く雨音では少し違って、新たな発見をすることができます。

遊びに飽きたらビニールシートを下に敷いて、水遊びをするのもおすすめです。

梅雨版フルーツバスケット

フルーツの役柄を決めて行うフルーツバスケットを、ルールを少し変更して、カエル・紫陽花・カタツムリのように、梅雨に関連するもので役割を決めてフルーツバスケットをすると、梅雨を感じながら遊ぶことができます。

魚釣りゲーム

牛乳パックに魚の絵をかき、クリップをつけ、割り箸にタコ糸とマグネットを付けた釣り竿を使って魚をつるゲームです。

幼児であれば子どもと一緒に魚や釣り竿の準備ができるのも楽しいポイントです。

朝一番に子どもたちと一緒にたらいやビニールプールを外に出し、溜まった雨水で魚釣りをすると、雨の日だからこそできる遊びに大変身します。

 

製作

てるてる坊主

「公園でたくさん遊びたいね」といった導入から、てるてる坊主の製作へとつなげるのがおすすめです。

乳児向け:花紙で簡単なてるてる坊主

材料

  • 花紙
  • 透明ビニール袋
  • 丸シール
  • 毛糸やスズランテープなど

作り方

  1. 透明ビニールの中に、くしゃくしゃに丸めた花紙を入れる
  2. 保育者が毛糸やスズランテープでてるてる坊主の首をとめる
  3. 丸シールを使って顔を作ったり、体をデコレーションして完成

 

花紙を丸めて入れるだけなので、0歳児クラスから作ることが可能です。

2歳児クラスでは白い丸シールの中に油性ペンで丸を書いて目を作って貼ったりと、各年齢に合わせて、製作内容が調整できます。

幼児向け:ティッシュで本格的なてるてる坊主

材料

  • ティッシュ
  • 輪ゴムや毛糸
  • 油性ペン

作り方

  1. ティッシュを数枚丸め、その上からティッシュをふんわり被せる
  2. 輪ゴムや毛糸を使って首をとめる
  3. 油性ペンで顔を書いて完成

 

ティッシュで作るのは意外と難しく、幼児向きの製作になります。

3歳児は首を止めるのは保育者が行い、5歳児は自分で挑戦してみるといった調節が可能です。

自分の好きな顔を描けるので、子ども達も楽しんで製作することができます。

アジサイ

梅雨の時期ならではの花なので、6月の製作というのがわかりやすいです。

実際にアジサイを見て、アジサイの色は何色があり、どんな形なのか等を観察してから製作をすると、子どもがイメージをつかみやすいです。

乳児向け:スポンジタンポで作るアジサイ

材料

  • 画用紙
  • 絵の具
  • スポンジ
  • 輪ゴム

作り方

  1. 画用紙はアジサイ形に切っておき、スポンジに輪ゴムを十字につけて花形になるようにしておく
  2. 子どもがスポンジに絵の具をつけて、画用紙にタンポのようにスポンジを乗せて完成

 

0歳児クラスから作ることができますが、1・2歳児では事前にアジサイは何色があるかを子どもと確認して絵の具を用意すると、楽しんで製作することができます。

幼児向け:切り紙で作るまんまるアジサイ

材料

  • 紙皿
  • ティッシュ
  • 花紙
  • テープ
  • 画用紙
  • ハサミ
  • のり

作り方

  1. 紙皿の上にティッシュを複数枚丸めて置く
  2. 上から花紙を紙皿に合わせて被せ、裏でテープでとめる
  3. 画用紙をじゃばらに4回ほど折り、保育者が花形を書いておく
  4. 子どもが花形に合わせてハサミで画用紙を切る
  5. 切った花をのりで花紙に貼り付けて完成

 

工程が多いので幼児向けですが、作業自体は難しいもではないので3歳児クラスから作ることが可能です。

ハサミが難しいようであれば、花はこちらで用意しておいて子どもは貼るだけというのもおすすめです。

時計

6月10日は「時の記念日」と言って、時間を大切にしようという意味合いがあります。

そのため、梅雨で室内遊びの時間が多い6月だからこそ、時の記念日について子ども達に伝え、時計の製作をするのがおすすめです。

トイレットペーパーの芯で作る腕時計

材料

  • トイレットペーパーの芯
  • 折り紙(なくても可)
  • 画用紙
  • ハサミ
  • ペン
  • のり

作り方

  1. トイレットペーパーの芯を3分の1の大きさに切る
  2. 切れ目を入れる
  3. 折り紙を貼る(ペンでデコレーションしてもOK)
  4. 画用紙に文字盤を描き、トイレットペーパーの芯へ貼り付けて完成

 

トイレットペーパーの芯は、切るのが難しいようであれば保育者が切って用意しておくのがおすすめです。

切れ目を入れたことで実際に腕につけられるようになっているため、実際につけて散歩に行ったり、お店屋さんごっこなどでも使える腕時計です。

紙皿で作る置時計

材料

  • ティッシュ箱
  • 折り紙やペン
  • 画用紙
  • モール
  • ハサミ
  • のり

作り方

  1. ティッシュ箱に折り紙や画用紙を貼る(穴はふさがないようにする)
  2. 画用紙を丸く切り、ペンで文字盤を描く(針は描かない)
  3. ティッシュ箱に文字盤を貼り、顔や模様を書いてデコレーションする
  4. 文字盤の真ん中に穴を開け、モールを通し、裏の穴から手を入れて、モールが抜けないように折り曲げたら完成

 

実際に針を動かすことができる置時計で、数字や時計の練習にもなるので、幼児におすすめの製作です。

その他

時の記念日

先ほど製作でも紹介した時の記念日は、子どもに説明するのが難しく、何もせず終わってしまうという園も多いです。

「体内時計」という言葉があるように、人は7時に起きて12時に昼食を食べて…といった生活リズムが決まっています。

そのため、「みんなは朝ごはんは何時に食べる?」「寝るのは何時?」と、まずは時間について話をしてみるのがおすすめです。

そこから「もし時計がなくなって時間がわからなくなったらどう?」と子どもに問いかけ、「保育園に来る時間がわからなくなっちゃうよね」「いつバスが来るのかわからないよね」と、時間の大切さについて話すと、子ども達にもわかりやすく説明することができます。

子どもの基礎体力作り

室内での時間が多いため、1人1人じっくりと子どもの基礎的な体力や運動能力を見ることが可能な時期です。

平均台でバランス感覚を養ったり、マットや跳び箱で筋力をつけたり、リズム遊びでリズム感を養ったりと、日々の遊びを通して基礎的な体力づくりをするには適した時期なので、室内での運動遊び・リズム遊びをどんどん取り入れることがおすすめです。

 

梅雨の時期はなかなか戸外に出られず、室内での活動ばかりで活動内容に悩むことも多いですが、梅雨の時期だからこそ楽しめる遊びもたくさんあるので、ぜひたくさん取り入れて、せっかくの梅雨を楽しみましょう。