寒い冬でも外遊び…元気な園児に負けない保育士さんの防寒術☆
冬でも戸外に出て遊ぶ機会の多い保育士ですが、しっかりと防寒をしないと体調を崩す原因となってしまいます。
戸外遊びの際には、ただ暖かくすればいいわけではなく、動きやすく子どもが安全に遊べるような服装、室内と戸外の気温差を調整しやすい服装を心掛けることが大切です。
今回は、寒い冬でも子ども達に負けずに元気に過ごすための防寒対策について詳しく紹介していきます。
防寒対策~出勤時の服装編~
まずは、朝自宅から出来る防寒対策について紹介します。
厚手の靴下
子ども達が裸足保育の園では、保育士も靴を履かずに靴下等で過ごす園も多いです。
足先が冷えると寒さを感じやすく、しもやけの原因にも繋がるため、厚手の靴下を履いておくことがおすすめです。
腹巻
腰やお腹を温めるのも防寒対策にはおすすめです。
特におすすめなのが、腹巻にポケットがついていて、カイロを入れられるようになっている腹巻です。
貼るタイプのカイロは、暑くなって剥がしてしまうと再度貼り付けることが出来ず、戸外と室内の気温差の調整に不向きですが、貼らないタイプのカイロであれば繰り返し使うことができ、寒い時には活用・暖かい時には子どもの手の届かないところに置いておくといった調節が可能です。
戸外にでる際に腹巻のポケットにカイロを入れて行くだけでも、暖かさが違うため、ポケット付きの腹巻を付けて出勤することがおすすめです。
暖か素材のインナー
暖かい素材のインナーを着ていくことも、防寒対策には欠かせません。
上から着るもので戸外と室内での気温差を調節すれば良いので、インナーは暖かい素材のものを朝から着て行ってしまうのがおすすめです。
乾燥肌の方は科学繊維の暖か素材のインナーを着ると身体がかゆくなってしまう人もいるため、肌の弱い方は綿100%の素材のインナーを選ぶことがおすすめです。
インナーも長袖や七分袖、タートルネックなど様々な種類があるため、特に寒さが厳しいときにはタートルネックにするなど、その日の気温に合わせてインナーを選ぶことも大切です。
防寒対策~戸外編~
戸外遊びに出かける前に行いたい防寒対策について紹介します。
軽量ダウン
軽量ダウンは普通のダウンコートに比べて軽くてごわつきにくく、子ども達と遊ぶ際には最適の上着です。
畳んで袋にしまって置けるので、保育室での保管も場所を取らずコンパクトにしまって置けるという点でも軽量ダウンがおすすめです。
寒い時期の上着はつい大きめのサイズを選んでしまいがちですが、子ども達に何かあった時にすぐに援助出来るよう、しっかりと手が出るサイズの軽量ダウンを選ぶことが大切です。
また、フードのついていないものを選ぶことも大切です。
保育士がしゃがんでいる際に引っ張られて転倒したり、子どもが引っ掛かって転倒する恐れをなくすことが可能です。
手袋
冬の戸外遊びでは霜や氷、雪等の冬の自然に触れて遊ぶ機会も多いです。
その際には手袋があると、しもやけを防ぐことが出来るのでおすすめです。
ニット素材のものは手を動かしやすいですが、水分を通しやすく雪を触るとすぐに濡れてしまうというデメリットもあります。
単なる防寒のためであればニット素材のもの、雪遊びや氷遊びの際にはスノーグローブというように使い分けをすることで、しっかりと防寒することが出来ます。
帽子
ニット素材の帽子が暖かくておすすめです。
園で禁止されていなければ、耳まで隠せるタイプのニット帽であれば耳たぶのしもやけ等を防ぐことも可能です。
耳あての場合子ども達の声が聞こえにくくなってしまうので、耳まで隠せるタイプの帽子の方が良いでしょう。
また、帽子にはなるべく飾りがついていないシンプルなものを選ぶことも大切です。
ボンボンなどの飾りがついていると、保育士がしゃがんでいる時に子ども達が引っ張ったりして、保育士が転倒してしまう事故にも繋がります。
ネックウォーマーやレッグウォーマー
マフラーは引っ張られて首がしまったり、子どもに絡まってしまう可能性があるため、被るだけで済むネックウォーマーがおすすめです。
また、足首を温めるのも防寒対策には効果的なので、レッグウォーマーもおすすめアイテムの1つです。
暖かくなったら簡単に着脱する事ができるので、常備しておきたいアイテムです。
防寒対策~その他~
その他あると便利な防寒対策グッズについて紹介します。
毛布(ひざ掛け)
子ども達の午睡中は、暖房を一度消したり設定温度を下げたりする園も多いと思います。
午睡中に日誌や連絡帳といった書類作成を行う際に、肌寒く感じた際には毛布やひざ掛けがあると便利です。
ボタンがついていて肩から掛けられるものや大判の物など、様々な種類の毛布があるので、自分に合った毛布を用意しておくことがおすすめです。
カーディガン
ダウンなどのしっかりとした上着に比べて着脱しやすいカーディガンは、午睡時間や保護者対応で廊下や玄関に出る際の防寒対策におすすめです。
特に保護者対応では、寒い廊下と暖かい室内を頻繁に往復することになり、その温度差が原因で体調を崩してしまうこともあります。
そういった体調不良を防ぐためにも、サッと羽織ることが出来るカーディガンは1枚あると便利です。
もこもこ靴下
床暖房を完備していない保育園では、厚手の靴下だけでは底冷えしてしまう可能性があります。
そのため、厚手の靴下の上からもこもこ素材の靴下を履いて防寒対策することもおすすめです。
もこもこ靴下も、くるぶし丈のものからふくらはぎ丈のものまで種類が豊富なので、寒がりの方はふくらはぎ丈のものを選ぶことで、より寒さを軽減することが出来ます。
もこもこ靴下は室内だと滑りやすい場合があるため、注意が必要です。
冬も多く戸外遊びに出かける保育士にとって、防寒対策は欠かせないものです。
防寒対策で大切なのは、ただ暖かくするのではなく、室内と戸外で体温調節しやすいようにして、気温差を少なくすることです。
今回紹介した内容を参考に、しっかりと防寒対策をして体調を崩さないように心掛けて下さいね。
冬に流行しやすい感染症は、感染力が強く大人も罹りやすい病気が多いので、防寒対策に合わせて、手洗い・うがいや消毒、加湿などもしっかりと行うことが大切です。