神対応☆こんな保護者は助かる!!保育士あるある
保育士として働く上で欠かせないのが「保護者対応」です。
最近は「モンスターペアレント」という言葉も浸透してきて、幼稚園や保育園、小学校の保護者といえば
モンスターペアレントが多いというイメージもあるようですが、実際には対応しやすく、
「○○ちゃんのお家のお母さん関わりやすい!」と保育士に好かれるような保護者もたくさんいます。
今回は、保育士が思わず「あるある!」「わかる~」と感じるような、保育士が助かる保護者のエピソードを
5つ紹介していきます。
1.細かいことは気にしない保護者
保育園は集団生活の場なので、お友達に引っ掛かれた・噛まれたといったトラブルの怪我から、
散歩中に転んだ擦り傷やぶつけてできたアザなど、様々な怪我があります。
保護者に謝罪と事情説明をした際に、「家でもよく転んでます」や「喧嘩して仲直りできたならOKです」といった、
細かいことを気にしない保護者は、保育士からするととても助かります。
怪我をしないように日頃から配慮していても、散歩中の転倒など防ぐことの難しい怪我も多くあります。
そのことを理解してくれる保護者はとても助かる存在です。
筆者の実体験として、0歳児クラスで戸外遊びの際に転倒し、顔を打って鼻にアザが出来てしまった子どもの保護者に
謝罪をすると「家でも怪我ばかりしています。生きて帰って来てくれればそれで大丈夫です」と言ってくれる保護者がいました。
2.決まりを守ることができる保護者
「持ち物には記名をする」「提出物は〇日まで」「保護者が仕事を休みの日は〇時までにお迎え」など、
各園によって決まりごとがあります。
特に記名に関しては、ほとんどの保育園が持ち物への記名をお願いしていると思いますが、各園数名は守ってくれない
保護者がいるかと思います。
記名がないと、担任は何となくこの持ち物が誰のものがというのを把握していても、休みなどで担任でない保育士が
クラスに入ったときにわからなくなって紛失してしまう可能性があります。
中にはおさがりのことを考えて記名を嫌がる保護者もいますが、集団生活の場なので記名はしっかりしてほしいと
感じることもしばしばです。
筆者の保育園でも、シーツの袋やパジャマの袋に大きなゼッケンシールを貼って記名してくれていると、
補助に入った保育士が「わかりやすくて助かる」と言っていました。
また、保育園は保護者支援も兼ねているので、仕事が休みの日でも「短時間保育の間」や「午前中のみ」など、
子どもを預けることが出来る保育園もあります。
しかし、休みの日は預かってもらえない・通常の保育時間と同じように預けたいなどの理由で、仕事が休みの事を隠して
子どもを預けてしまう保護者もいます。
子どもの体調不良などで職場に電話をかけたら「本日は休みです」と言われた経験が筆者にも複数回あります。
普段決まりを守ってくれている保護者には感謝しかありませんし、忘れてしまうことがあっても「珍しい」と思う程度ですが、
普段から決まりを守ってくれない保護者の場合「またか」と呆れてしまうことも多いです。
3.保育園で取り組んでいることを自宅でも行ってくれる保護者
保育園では、衣類の着脱やトイレトレーニング、箸の練習など、子どもが生活していくうえで欠かせない
基本的生活習慣を身に付けていく場でもあります。
出来るようになるように保育園でも援助を行いますが、保育園に任せきりになってしまう保護者もいます。
そのため、保育園での様子を連絡帳や口頭で伝えて、「家でも始めてみました」「やってみました」と、
自宅でも行ってくれると、日々の保育の成果も出やすく「協力してくれて助かる」と感じます。
基本的生活習慣は家庭と協力して行わないと身についていかないことも多く、あくまで保護者の子育ての補助を
保育園で行っているということを理解してくれていると、とても助かります。
4.適切な距離感で会話をすることができる保護者
保育士と保護者の関係を良好に築きたいという気持ちは双方同じだと思うのですが、
それゆえに保育士にプライベートなことを聞いたり、自分の愚痴ばかりを話したりと、友達のように接してくる
保護者がいますが、そういった保護者に対してこちらも友達のように話をするわけにはいかないため対応に困ることがあります。
家庭での子どもの様子を教えてくれたり、子育てに関する悩み事があれば相談したりと、「子育てに関する仲間」として
適切な距離感で会話をしてくれる保護者はとても助かります。
筆者も自分の子育て経験を参考になればと保護者に話すことがありますが、そういった時に
「旦那さんとはどうやって出会ったの?」「何歳で結婚したの?」とプライベートな質問をされて困った経験があります。
5.子どもの体調を第一に考えてくれる保護者
どの保護者も子どものことを大切に想っていますが、保育園に登園する多くは
「自宅保育が出来ない(両親ともに就労している)」子どもです。
鼻水や咳が少し出ている程度で仕事を休んでほしいとは思いませんが、発熱があった翌日に「下がったから」と登園したり、
胃腸炎が流行っているのに「軟便が出るけど熱はないから」と登園されると、保育士としても子どもの様子が気になってしまいます。
また、原則37.5℃以上で早退としている保育園が多いですが、37.7℃などで連絡をすると
「様子を見てほしい」と言われることもあります。
職種によっては休みをとることが難しい・忙しい時期であるなど、保育士としてもある程度理解をしていますが、
解熱後24時間は自宅で様子を見て、熱が上がらない事を確認してから登園してほしい・感染症が流行っている時には
病院受診をして、少し様子を見てほしいというのが本音です。
子どもの体調不良の連絡ですぐに迎えに来てくれたり、「昨日熱があったので、今日は様子見でお休みします」と
連絡が来ると「助かるな~」と感謝の気持ちでいっぱいになります。
保護者は1人1人育児に関する考え方や性格が違うため、保護者対応もそれに合わせて行う必要があり、
難しく感じることが多いです。
しかし、中には「本当に助かるな」と保育士が感謝する保護者もたくさんいます。
関わり方が難しい保護者にばかり悩むのではなく、神対応な保護者に目を向けて感謝することで、
保護者対応も楽しいと感じることができます。