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CME保育士コラム

もうすぐGW!思いっきり楽しむために持ち帰り残業を減らす工夫についてご紹介♪

GWは保育士にとって数少ない大型連休で、年度末〜新年度のバタバタと忙しく疲れた心と身体をゆっくりと休めることが出来る貴重な休みです。

そんな休みも自宅で持ち帰り仕事…となってしまっては、せっかくの休みもリフレッシュすることが出来なくなってしまいます。

GWを思いっきり楽しむために、持ち帰り残業をしなくて済むような日々の保育の工夫について、筆者の経験談も踏まえて紹介していきます。


持ち帰り残業の内容

保育士の持ち帰り残業の多い仕事内容は、

  • ピアノ練習
  • 書類(月案や園だよりなど)
  • 壁面製作や季節の製作の準備
  • 行事前の衣装や装飾品の作成

 

などが挙げられます。

特に園だよりやクラスだよりといった書類や、壁面制作・製作準備といった仕事は、午睡時間の連絡帳や日誌作成が優先されるために持ち帰って仕事をするという人が多いです。

また、ピアノが苦手な人は家でピアノ練習をすることも、持ち帰り仕事の1つになります。

運動会や生活発表会などでは、衣装や小道具などを作る時間が勤務時間内では足りずに、持ち帰って遅くまで仕事をする保育士も多い傾向にあります。

持ち帰り残業を減らすための工夫

1.仕事の優先順位や締め切りを決める

例えば月初めであれば書類や壁面製作が終わっている場合が多いので、まずはピアノ練習や製作準備に力を入れることで、持ち帰り残業を減らすことが出来ます。

スケジュール帳などにあらかじめそれぞれの期日を記載し、期日を守るためにはいつから取り組めばいいのかを計画立てておくこともおすすめです。

頭の中で、あれもやらなくては・これもやらなくては、と考えるよりも、計画立てて見える化することで、不安になって過度に持ち帰り残業を増やしたり、期日ギリギリになって仕事を持ち帰らざるを得ない状況になることを減らすことが出来ます。

2.自分に合った仕事のやり方を探す

例えばピアノが苦手で多くの練習が必要な人は、ピアノ練習を自宅でも行うことになり、持ち帰り残業になります。

その場合には、ピアノが得意な人にコツを聞いたり、無理して難しい楽譜で弾くのではなく、簡単な楽譜に変えるなども1つの手です。

ピアノは音が多い方が音に厚みがでて華やかになりますが、ピアノが苦手であれば右手はメロディ、左手も最小限の簡単な楽譜を探して弾くことで、練習時間を減らすことができます。

音譜を読むことが苦手な人は、既にドレミが書いてある楽譜などもおすすめです。

また、壁面制作などを作ることが苦手であれば、昨年度など以前使った壁面をいくつか再利用して作っていくことも時短に繋がります。

作ったものはラミネートすることで長期間使用することができるため、ラミネートして保管することがおすすめです。

自分がどのように仕事をしたら楽になるか・持ち帰り残業を減らすことができるのかを考えて、効率的に仕事ができるように工夫することも大切です。

3.自分の仕事と他の保育士の仕事を比べてみる

書類や製作物を仕事時間内に進めるために大切なのは、子ども達の午睡時間を有効に使うことです。

自分は日誌や連絡帳を記入するのにどれくらい時間がかかっているのか・午睡時間どのような仕事をして過ごしているのかを書き出してみます。

次に仕事が早い・効率が良いと感じる他の保育士や、持ち帰り残業が少ない保育士がどのように午睡時間を過ごしているのかを確認して書き出します。

そこで違いを確認して、取り入れられるところは真似をしたり、連絡帳や日誌を早く書くためのコツを聞いたりして、仕事効率をあげることが大切です。

4.朝・夕の時間を活用する

朝や夕方は全園児合同で過ごす園や、乳児・幼児で合同保育を行っている園も多いです。

そのため、子どもの人数に対して保育士の数が多い時には、抜けて仕事を進めるチャンスでもあります。

休みの子どもが多い日や早く迎えにくる子が多い日などは、何人いれば問題なく保育を行うことが出来るのかを周りの保育士と話し合い、順番に保育を抜けて仕事をすることで、持ち帰り残業を減らすことが出来ます。

筆者の仕事例

保育士9年目の筆者は、ここ数年一切持ち帰り残業することなく仕事をすることが出来ています。

筆者の午睡時間の振り分けとしては、

  • 日誌…10~15分
  • 連絡帳…20~25分
  • 荷物整理…10分
  • トイレ掃除…5分
  • 休憩…60分

のようになっています。

乳児クラスの時には、他の保育士と分担しながら仕事を行い、上記の仕事が終わり次第自分の仕事にうつります。

自分の仕事が出来る時間に書類や製作準備などを行うことで、持ち帰ることなく仕事を行うことが出来ます。

1人担任の時には連絡帳や荷物整理がなく、トイレ掃除も他のクラスの保育士と交代制で週に1度のみなので、自分の時間を多くとることができ、比較的余裕を持って仕事を進めることが出来ていました。

また、夕方には乳児・幼児でそれぞれ合同遊びになるので、保育士の数と子どもの数を確認し、余剰があれば仕事が残っている保育士が抜けて仕事を進めます。

なので、筆者の園では筆者以外の保育士も持ち帰り仕事をしている保育士はおらず、皆プライベートと仕事をしっかりとわけて両立することが出来ています。

行事前は衣装や小道具などで普段よりも仕事に追われる傾向にありますが、園全体で協力し、終わったクラスが終わってないクラスを手伝って準備を進めるため、持ち帰りはほとんどありません。

 

持ち帰り仕事を減らすためには、優先順位を決めて効率的に仕事を進めていくことが大切です。

効率的に仕事を行うためには、自分の仕事内容や作業時間を見つめ直し、他の保育士と比較しながら真似できるところは取り入れたり、自分のやりやすい方法を模索していく必要があります。

持ち帰り残業があると、せっかくの休みも「あれをやらなくては」と仕事のことが完全に頭から離れず、楽しめなくなってしまいます。

年度末からの約1ヶ月間、忙しくて疲れた心と身体をリフレッシュさせることができるGWを思い切り楽しめるよう、今回紹介した内容を参考に、持ち帰り仕事を減らせるようにしてみてくださいね。