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CME保育士コラム

父の日の由来やおすすめの製作等のご紹介!

5月は母の日・6月は父の日とイベントが続くため、父の日の製作は何にしようと悩む保育士は多いのではないでしょうか。

また、近年はシングルマザーやシングルファーザーが増えているという理由から、母の日や父の日は製作を行わないという保育園も増えています。

製作は行わないとしても、子ども達に由来や意味を伝えることは大切なので、今回は父の日の由来やおすすめの製作について紹介していきます。

 


 

父の日の由来

父の日・母の日共に、アメリカ発祥の祝日となっています。

母の日は1910年にアメリカで広まりを見せ、1914年に正式に「母の日」として制定されています。

父の日は、6人きょうだいの末っ子だった「ソノラ」という女性が母の日の存在を知り、軍人であり、南北戦争から無事に復員したあとに男手一つで6人を育て上げてくれた父の偉業を牧師協会に「母に感謝する日があるのなら、父に感謝する日も作るべきだ」と嘆願したことが由来となっています。

初めて父の日が開催されたのは1910年の6月19日、ソノラの父の誕生日と言われています。

しかし、父の日はなかなか世間に浸透せず、正式に父の日と制定されるのはもっとあとの話しです。

母の日のように浸透しなかった父の日ですが、1916年に29代アメリカ大統領ウッドロー・ウィルソンが父の日についての演説を行ったことで、多くの人に知られるようになりました。

その後、1966年に36代アメリカ大統領リンドン・ジョンソンが父の日を称賛する大統領告示を出し、1972年に6月の第3日曜日が正式に父の日と制定されました。

日本で父の日が広まりだしたのは1980年代に入ってからで、商業施設の販売戦略として取り上げられたことをきっかけに、現在のように広く浸透したと言われています。

子どもへの由来の伝え方

父の日と母の日は、母の日の方が先にできていて、母の日があることを知ったソノラさんという女の人が、「お母さんに感謝を伝える日があるのなら、お父さんに感謝を伝える日があってもいいよね」って言ったことが父の日の始まりなんだよ。

初めて父の日をしたのがソノラさんのお父さんの誕生日だったんだけど、それが6月の第3日曜日だったから、今でも6月の第3日曜日が父の日になっているんだよ。

父の日は、母の日と同じように、お父さんに「ありがとう」の気持ちを伝える日だから、みんなもお父さんにありがとうの気持ちを伝えてみてね。

 

 

父の日におすすめの製作

お父さんに感謝の気持ちを伝えるために、製作を行う園もあります。

今回は、乳児・幼児それぞれにおすすめの父の日製作を紹介します。

乳児におすすめの父の日製作

1.うちわ

これから暑くなる時期にぴったりの製作です。

うすだいだいの丸く切った画用紙に目や口のシールを貼って、顔を作ります。

次に子どもの両手の手形をとって、うちわに顔を中心に貼り、両横に手形を貼ります。

子どもの成長も、父の日製作も出来る製作です。

また、1歳児は白い画用紙に黒で目をかいたり、2歳児は顔をかくことに挑戦したりと、それぞれの年齢に合わせて顔を作成すること出来るので、発達差の大きい乳児でも取り組みやすい製作となっています。

家族で使えるので、作ったものを使ってもらえる嬉しさを味わうことにも繋がります。

2.ハンガー

日常的に使えるハンガーもおすすめです。

保育士が画用紙をネクタイの形に切っておき、子どもがシール貼りやお絵描きでネクタイを製作します。

ハンガーの中央に子どもの写真と作ったネクタイを付けて完成です。

1歳~2歳児では、ハンガーにはぎれなどを巻いても可愛く仕上がります。

3.フォトフレーム

画用紙にお絵描きやシール貼り、絵の具などでデコレーションをして、画用紙を半分に折り、写真の大きさに合わせて画用紙の大きさを調整し、リボンを付けたらフォトフレームの完成です。

保育士が行う作業が多いですが、各年齢に合った方法でデコレーションを行うことが出来るので、乳児におすすめの製作です。

 

幼児におすすめの父の日製作

1.卓上カレンダー

家族で目に見えるところに飾ることができる卓上カレンダーは、感謝の気持ちを伝えながらも、使ってもらえる嬉しさを味わうことのできるおすすめの製作です。

厚紙を三角形(卓上に置けるよう)に折り、画用紙を貼ったり、絵の具やシールでデコレーションしたりします。

丸く切ったうすだいだいの画用紙に顔を描き、身体を切ります(細長い台形のようなかたちがおすすめです)

子どもが作ったお父さんを台紙の左側に貼り、右側に穴をあけてモールを通し、カレンダーを通せば完成です。

厚紙を折るのが難しい場合は画用紙を折って、底に厚紙を入れるだけでも卓上カレンダーとして使うことが可能です。

顔や身体は、3歳児は保育士が切っておく、4~5歳児は自分で切るなど、年齢に合わせて製作出来ます。

カレンダーを入れ替えれば長く使うことが出来るので、喜んでもらえること間違いなしです。

2.キーホルダー

保育士が画用紙の大きさを指定し、その画用紙の中にお父さんの顔を描きます。

画用紙はラミネートして穴をあけ、タコ糸やテグス糸を通して紐を作ります。

画用紙は大きさを指定して子どもが切っても良いですし、保育士があらかじめ切っておいても良いでしょう。

幼児になると指先が器用になってくるので、紐にビーズを通しても可愛く仕上がります。

画用紙の裏にメッセージを描いたり、折り紙などで何か製作したものをキーホルダーにしても可愛いです。

3.メッセージカード

シンプルですが、字が書けるようになってくる幼児では、自分の言葉で感謝の気持ちを伝えられるので、メッセージカードもおすすめです。

大きめの画用紙を半分に折り、半分に似顔絵、もう半分にメッセージなども想いが伝わります。

3歳児では字を描くのが難しい場合が多いので、保育士が「ありがとう」を大きく見本として描き、真似して描けるようにしたり、5歳児では、自分の想いを自由に描くように伝えるなどがおすすめです。

 

 

シングルファミリーが増えている近年は、母の日・父の日は製作などを行わず、勤労感謝の日などに「ファミリーデー」として感謝の気持ちを伝える製作をするという園も増えています。

しかし、母の日や父の日にはそれぞれ由来があるので、由来についてしっかりと説明をすることが大切です。

製作を行っている園では、今回紹介した製作も参考に、各年齢にあった製作を行ってみてください。