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CME保育士コラム

保育士さんのイメージってどんなイメージ?優しい?コミュニケーション能力が高い?

保育士というと、優しい・子どもが好き・コミュニケーション能力が高いなど、ポジティブなイメージを持ってもらえることの多い職業です。

では、実際の保育士はどのような人が多いのか、世間的な保育士のイメージと実際の保育士の様子について紹介していきます。

 


 

世間的な保育士のイメージ

よく挙げられる保育士のイメージと、その理由について紹介します。

1.優しそう

子ども1人1人に寄り添って保育をするというイメージから、「保育士をする人=優しい人」と思われることが多い傾向にあります。

2.面倒見が良さそう・家庭的

子どもの世話をする=面倒見が良いというイメージを持たれることが多いです。

また、食事や排泄の援助を行うことから「育児や家事もできて家庭的」と思われることもあります。

3.コミュニケーション能力が高い

女性の多い職場で働きながら子ども・同僚・保護者と関わらなくてはいけないことから、コミュニケーション能力が高い人が多いと思われていることが多い傾向にあります。

4.給料が低い

保育士といえば給与の低さがテレビでも取りざたされているため、保育士=給料の低い仕事と思っている人が大半です。

5.しっかりしている

何人もの子どもをまとめて保育を行ったり、低い給与の中で子どもの命を預かって保育をするというイメージから、しっかりしている人が多いと思われる傾向にあります。

6.手先が器用

壁面作りや製作準備、ピアノを弾いたりする機会の多い保育士は手先や指先が器用だと思われていることが多いです。

 

 

実際の保育士の様子

上記で紹介した世間的な保育士のイメージと、実際の保育士の様子の違いについて紹介します。

優しそう→〇

保育士は子どもの発達や援助についてしっかりと勉強したプロの集まりです。

人の子どもの命を預かっているという認識なので、子どもに優しく接することが基本的な姿となり、世間のイメージとかけ離れていないです。

多くの子どもをまとめることが必要であるため、優しい心のない保育士は虐待などをしてしまう可能性もあり、保育士に不向きといえます。

ただし、子どもをただ預かるだけでなく、食事のマナーや他者との関わり方などを伝えていく必要もあるため、いつもにこにこしているだけではなく、時にはいけないことはしっかりと「いけない」と伝えたり、「それはこうしないといけなかったね」と一緒に改善策を考えたりする時間もあります。

面倒見がよく家庭的→△

これは完全に個人によります。

「子どもの面倒見」に関しては、それをしっかりと行うことが仕事であるプロなので、面倒見がいいといえますが、それが大人同士で他者にもそうかと言われれば人それぞれです。

また、家事に関しても保育園でご飯を作るのは栄養士である場合がほとんどのため、保育士が絶対に料理ができるというわけではありません。

筆者は料理も簡単なものであればパパっと作れますが、凝った料理や整理整頓などは苦手です。

コミュニケーション能力が高い→△

コミュニケーション能力が高い人の方が保育士をする上で有利ですが、苦手な人もたくさんいます。

筆者も人見知りのため、新人が入ってきた時には「どうやって伝えたらわかりやすいかな?」「これ伝わってるかな?」と心配したり、「この保護者の方との距離感ってどう縮めたらいいんだろう」と不安になることが多々あります。

そのため、コミュニケーション能力が高いかどうかは人によります。

ただし、「自分はコミュニケーション能力が低い(人見知り)だからしょうがない」では済まない職場です。

周りの人に助けてもらいながらでも、自分から積極的にコミュニケーションをとりにいく努力は必須となります。

給与が低い→◎

これは世間のイメージ通り、働いている保育士も「もう少し給料あがらないかな」と感じている保育士が多い問題です。

少しずつ処遇が改善されてきて、以前に比べると保育士の給与も上がっているというのが現状ですが、それでも一般的な企業と比べても少ないことが多いです。

それぞれの仕事に責任があることは承知の上で、「子どもの命を預かっているのに、デスクワークの人よりも給与が低いって何なんだろう…」と感じている保育士も少なくありません。

「命を預かっている仕事」ということを考えると、給与が少しずつ上がっているとはいえ、まだまだ給与の低い仕事と言えるでしょう。

しっかりしている→△

子どもの前では「先生」なので、しっかりしなくてはと思っている保育士が多いですが、私生活などでもしっかりしているかと問われれば、個人によります。

筆者の場合は忘れっぽい性格なのでしょっちゅう「あれ?」と言っています。

どうしても忘れてはいけないことはメモをする、メモは朝晩見返すようにするなど、自分なりに対策をとっていくことが大切です。

子どもが「ついてたワッペン取れちゃった」と持ってきた時などは「先生も覚えとくから、○○くんも覚えといて、先生に教えて」とお願いすることも多々あります。

実際こちらが忘れていて子どもが教えてくれたりすると「もう、先生覚えとくって言ってたじゃん」と得意げにしていたりするので、自分なりに対策をとりながら子ども達と協力することで、しっかり者でなくても充分保育を行うことは可能です。

手先が器用→△

これも人それぞれです。

筆者は手先が器用なので決められた形を切ったり折ったりする作業は得意ですが、絵心がないのでものを描く・イメージするという工程は苦手です。

現在ペアを組んでいる先生は絵はとても上手に書けますが、筆者と反対に切ったり貼ったりする作業は苦手なため、完全に分担して作業することも多いです。

人には得意・不得意があるので、周りの保育士とカバーしあって仕事が進められるといいですね。

 

 

世間で思われることの多い保育士のイメージは、どれも間違っていない的を得たものが多いですが、個人の性格や得意・不得意によって異なるものも多くあります。

ただし、保育士は子どもの命を預かり、保護者の育児支援も行う必要のある仕事のため、苦手だから・嫌いだからという理由で諦めることは出来ません。

苦手でも周りに助けを求めながら自分でどうにかしていく姿勢が大切です。