- 子育てをしながら保育士として働ける?
「育児が一段落したので、また保育の現場に戻りたい」
「妊娠、出産後も保育士として働き続けたい」
共働き世帯が増えているなか、このように子育てしながら保育士として働き続けたいと考えている人も多いでしょう。そして同時に、不安を抱えている人も多いのではないでしょうか。
結婚や妊娠を機に退職する保育士が多いのは実情です。けれども、結論から言うと、実際に筆者自身がそうだったように、子育てをしながら保育士として働くことはできます。保育士が現場復帰できるような制度もあります。どんな制度があるのか、どのような働き方があるのか、その説明とともに「子育てしながら保育士として働くこと」を改めて考えていきましょう。
- 株式会社と社会福祉法人の運営。何が違う?
2000年、待機児童の解消等のために設置主体制限の撤廃が行われ、それまでは原則として市区町村や社会福祉法人に限られていた保育所設置が、株式会社やNPO法人による設置も可能となりました。それから20年がたった今は、企業主導型保育園や事業所内保育園で知られるように多くの会社が保育事業に参入しています。
また、市区町村などの地方公共団体が設置した公設の保育所であっても、運営は社会福祉法人や株式会社などの民間業者に委託されている、いわゆる公設民営の保育所もあります。幼稚園が設置者管理主義であるのに対して、保育所は公設民営が可能です。
保育所の設置主体で最も多い「社会福祉法人」と、設置主体制限の撤廃以降で保育事業に新規参入した設置主体の中では最も多い「株式会社」、今回はこの2つの保育所運営にどのような違いがあるのか解説していきます。
- 保育士資格取得後に抑えておきたいポイント!
保育士資格をもつと、いよいよ「保育士」として働けますね。
保育士資格をもたない時は「保育補助」という保育士のサポートが業務の中心ですが、資格取得後は主体的に保育活動をすすめられ、子どもたちの成長過程により深く携わることができるわけです。
現在、保育士資格を取得しようか迷っている方や取得見込みの方、さらには資格をもっているけれど今はまだ活かせていない方が、無資格者との業務内容がどのようにちがうのか、有資格者である「保育士」に求められているものは何か、抑えておいてほしいポイントをお教えします。
- 保育士に役立つ資格・研修・保育士がスキルアップする方法
「専門知識をさらに深めて仕事で活かしたい」
「転職で有利になりたい」
「評価をあげたい」
このようにスキルアップして、何かを得たいと思っている人は多いのではないでしょうか。
動機が外発的なものであっても内発的なものであっても、スキルアップのために何か具体的な行動を起こすことで自分自身のためになることは間違いありません。仕事に活かすことができれば、利用者の利益にもなります。
けれども、スキルアアップしたい想いがあっても、スキルアップするためにどんなことをしたらいいのかがわからないという人もいるでしょう。
この記事では、保育士がスキルアップする方法を、資格・研修・転職の3つの視点から具体的に紹介していきます。
保育士の資格があるから十分だろうと思われる方も、メリットを知ればスキルアップを図るきっかけになるかもしれません。
- パート勤務で知りたい!所得税・社会保険料はどうなる?年収の壁とは?
正社員よりも働きやすい「パート」という働き方。
保育園でもパートとして働く人はたくさんいます。実際にパート就業者向けの求人も多いので、「通勤しやすい場所か」「時給がいいか」などの希望条件も満たしやすく、保育園で働きたい人の選択肢としてメジャーな働き方です。
とくに近年は、ワークライフバランスや多様な働き方が可能な社会に向けて、社会保険の加入対象の拡大などパート就業者でもより手厚い補償を受けられるよう、国の制度も変わりつつあります。
「育児や介護などで正社員として働くのは難しいけど、好きな仕事は続けたい」
「保育士資格は持っていないけど、子どもと関わる仕事がしたい」
このような保育園でパート勤務をしようと考えている人に、今回は、所得税や社会保険の給与待遇など転職活動や職場復帰に役立つ情報をお伝えしていきます。
- プライベートがない……保育士特有の近場で働くデメリット
いきなりですが、就職・転職活動を行うとき、どのような条件で職場の候補を絞っていくでしょうか。
たとえば、「給与待遇がいい」「園や運営主体の保育方針が、自分の保育観と合う」「残業や持ち帰りの仕事が少ない」「自宅から職場が近い、または交通のアクセスが便利」など、おそらくほとんどの人はたくさんの条件のなかで優劣をつけ、就職・転職活動をすすめていることと思います。
東京都保健福祉局が行った平成30年度東京都保育士実態調査では、「職場選択に重視した項目は?」の問いに対して、多い回答から順に勤務地(自宅から近い等)、職場の人間関係、給与が高い、と続きます。いずれも半数以上の回答者が重視する項目として挙げていますが、一番多かった「勤務地(自宅から近い等)」にいたっては回答者全体の72.5%、約4分の3もの人が重視していると分かりました。
確かに通勤時間の短さは幸福度にも影響すると言われているように、近ければ近いほどいいのかもしれません。しかし、保育士にとっては、保育士特有の理由からデメリットとなることもあります。それは何か、この記事では、敢えて「自宅から近い職場で働くデメリット」に着目し理解を深め、今後の就職・転職活動に活かすべきことについて解説していきます。
家近くの職場で働くデメリット
先述の通り、就職・転職先を決めるうえで「自宅から職場が近すぎない」という条件を重要視している保育士は、しばしば見受けられます。その理由は2つ。仕事と私生活の切り替えが難しい、そして退職しづらいという理由です。
(1)仕事と私生活の切り替えが難しい
- 保育士あるある。思わず共感できる保育士エピソード集
保育士は、他の職種と交わることが少ない職種。それゆえに、保育士に対する一般的なイメージは「子どもと楽しく遊んでいる」「大変な仕事だけど、給料が安い」など、ドラマやニュースで見たままを言われることがあるのではないでしょうか。
実際にあてはまっていることももちろんあります。けれども、イメージとはちがう、保育士だからわかる「あるある」もあるはず。
ここでは、そんな思わず共感してしまう保育士エピソード11選をご紹介していきます。
- 小規模保育園と定員60名以上の園での働き方のちがい、メリット・デメリット
保育所は大きく認可保育園と認可外保育園に分けることができ、さらに事業主体や運営規模によって、公立保育所や私立保育所、事業所内保育園、小規模保育園、あるいは企業主導型保育園などに細かく分けることができます。ひとくちに「保育園」と言っても、その実情はさまざまなわけです。
「保育園で働いています」という人がいたとき、0~5歳児までを受け入れているいわゆる一般的な保育園を想像するかもしれませんが、よくよく話を聞いてみると、企業が設置する保育施設で0~2歳児までの従業員の子どもや地域の子どもを受け入れている事業所内保育園で勤務しているのかもしれません。
そもそもこのように保育所が細分化されたのは、2015年度に制定された「子ども・子育て支援新制度」によるものです。待機児童問題の解決を目指して子どもの受け皿を増やそうと、助成金を受けられたり厚生労働省の認可が受けられたりする保育施設が新設・拡充されました。認定こども園や小規模保育園、事業所内保育園がそうです。
なかでも小規模保育園は、待機児童問題の解決の一助を担っていると言われています。
その小規模保育園と定員60名以上の保育園の働き方はどのようにちがうのか、それぞれのメリット・デメリットと一緒に解説していきます。
その前に、そもそも小規模保育園はどのような保育施設なのかを知っているでしょうか。
- 転職を迷われている方に!有効求人倍率から見る保育士の転職のしやすさ
「保育士を目指す人は少なくないが、保育士の人材不足問題は深刻だ」
保育士を目指しているならば、この話を聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
実際に、保育園の待機児童問題がメディアで注目されるようになってから保育士の人材不足問題も広く知られるようになりました。
認可保育園のなかには定員数における保育士配置基準が満たせず、しかたなく定員数を削減したり休園に追い込まれたりした保育園もあります。その影響は、すでに保育所へ預けている保護者やこれから預け先を探す保護者にも影響が及んでいるのです。
一方で、保育士配置基準を満たす必要がない認可外保育園では、少ない保育士が認可保育園に入れなかった子どもをたくさん受け入れ、子どもの命が危険にさらされているところもあります。
詳しく見る
- 保育園の面接では何を聞かれる?面接ポイント・よくある質問まとめ
保育園や幼稚園の面接を予定されている方、どんな質問をされるのか?面接以外にどのような選考方法があるのかはご存じですか?面接当日までに事前知識を入れてしっかり準備していれば、落ち着いて面接に臨むことができます。よくある質問と回答例や、採用における選考方法についてお伝えします。
必ず押さえる~よく聞かれる質問~
詳しく見る